籠のなかの竜聖女 -虐げられた伯爵令嬢は、今日も溺愛されています-

ドラゴンセイントは、エルヴァスティ王国を守る黒竜を世話する責任を負う者であり、国の王子の公式婚約者である。現在のドラゴンセイント、リディアは、幼い頃から巨大な鳥かごに住むブラックドラゴン・グラムウィンドを世話しており、王子エディクと婚約している。しかし、ある日、リディアは突然エディクに呼び出され、ドラゴンセイントの地位を解任され、婚約を破棄されることを告げられる。驚いたことに、義理の妹であるレイラが次期ドラゴンセイントになる。さらに、エディクはリディアを次なる相手として暗黒将軍ウィルフリードと結婚させると告げるが、ウィルフリードは「私たちは相性が合わない」と結婚を拒否する...！？