深夜0時の司書見習い

高校生の三原杏は、札幌郊外の私設図書館でホームステイを過ごす夏休みを過ごしています。一般的には「図書館マナー」として知られています。無愛想なオーナーであるセージが設定したルールを破ってしまった杏は、深夜に図書館に迷い込んでしまいます。そこで、彼女は朽ち果てた、異世界である「図書館の迷宮」にいる自分を見つけます。その場所では、忘れ去られた物語の幻の残滓が彷徨っています。図書館の司書になるように命じられた杏は、「図書館の本をもっと読むことにより、迷宮を修復する」と言われます。美しい自然に囲まれた古い屋敷で、内気な少女の物語が色づき始め、彼女の世界と忘れ去られた物語に新たな命が吹き込まれます。