繰り返す夜会で、今夜もまた貴方から婚約破棄を

「私はあなたには向いていない。私たちの婚約を破棄する」とレオンハルト第一皇子がコーネリアに突然伝える。 公爵の娘であるコーネリアは、盛大な舞踏会の最中に彼女たちの婚約が解消されたことを知らされる。 翌朝がやってくる―と彼女は思っていたが、コーネリアはなぜか前日の朝に戻っていることに気づく。 再び舞踏会と婚約の解消に備えるが、今回はレオンハルトの態度が彼女の記憶とは異なる。 疎ましい関係であるにもかかわらず、二人は絶え間なく繰り返される「今日」から逃れるために協力することを決めるが、彼らは自由になれるのか？